長文ですが是非読んで下さいm(_ _)m

2023年4月20日

＜お知らせ＞

6月9日はボートチャーターの為、

ご予約を承る事ができません。

※燃料など物価高騰の為、

2023年1月1日よりファンダイビングの料金を

下記の通り改定させて頂きます。

1ダイブ￥10,000 → ￥12,000

2ダイブ￥13,000 → ￥14,000

3ダイブ￥18,000 → ￥19,000

※料金は税込価格です。

宜しくお願い致します。

天気…曇り

気温…28℃
水温…24℃
風向き…南南西〜北西
透明度…15〜20m
ポイント…「竹富北リーフ」

　　　　　「座礁船」

　　　　　「竹富南ジャガイモ」

本日は

H様、N様、

笑顔向上請負人ツジくんグループの皆様と

ダイビング〜♪

朝はカーチバイか！？

ってくらい南風爆風、

これがまた北風に変わると言う

かなり悩ましい予報です…｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡

1本目は強風に耐えれるよう、

島陰で様子見。。。

ちょっと落ち着いたので、

2本目は以前から気になっていた

「座礁船」で潜ってみましたっ(￣^￣)ゞ

場所は

竹富島と小浜島の間にあるリーフです。

1月24日に座礁した、

パナマ船籍の中国の貨物船「シンハイズー2」。。。

んっ？？？

パナマ？

中国？

結局どっちの船なん？？？

気になったので調べてみると、

船には国籍があり、

登録した国の法律によって

制約と保護を受けるのですが、

国によって法律が違う為、

より有利な国で登録をする事がよくあるそうです。

中国の海運会社が保有しているけど、

登録はパナマでしました。

って事ですね。

あ〜スッキリ(*^^*)

ではでは、

いざ水中へっ(￣^￣)ゞ

最初に見えてきたのは、

船首から出ている巨大なアンカーチェーン。

座礁を免れようとして

アンカーを下ろしたけど、

強風にあおられて深場ではアンカーが効かず、

やっとかかった時にはすでに浅瀬だった。。。

おそらく

そのような状況だったと思われます。

船首は接地しておらず。

リーフの間には船から流出した

真っ黒なウッドチップが蓄積。

その量は約4000トンっ！！

もっと水深があるはずの

リーフの間がかなり浅くなってます。

海洋生物への影響が気になりますが、

「ヤシの実の絞りカスで出来た、

　バイオマス発電用の燃料で毒性は無し」

だとか。。。

側面、

大きさに圧倒されます。

船体が引きずった場所は

サンゴが全壊…(T ^ T)

側面の損傷部、

ここからウッドチップが漏れたのね？

リーフの間を通り抜けてみました。

暗がりには

アカマツカサやハタンポがいましたヨ(^^)

後方部には

巨大なプロペラがっ！！

ペラは2個ついてるのかと思いきや、

意外にも1つだけ。

羽根が1枚、欠損してました。

デカイなぁ。。。

シャフトも極太ですっ((((；ﾟДﾟ)))))))

なかなか出来ない体験ではございましたが、

起こってはいけない出来事によって得た体験です。

19人の中国人乗組員が

全員無事救助されたのは幸い。

でも、

根こそぎ剥がされたリーフ、

サンゴ礁とたくさんの生物が死んでしまいました。

ニュースでは報じられていない部分、

たくさんの命が奪われた事を

僕は一番伝えたいと思います。

2本目のエキジット後、

風が少し西に傾いた感じ。。。

まもなく北風になると言う前兆です。

3本目は北風になっても

安全に帰れるエリアにて(^_^)

装着すると笑顔になれる！？

魚がいっぱい☆

案の定、

北西の風になりました。

「悩ましい天気の日には安全第一で」

海に出る時の鉄則。

そうすれば座礁事故も防げるし、

何より

たくさんの尊い命が守れますっ！！

BY ほり